税理士の資格試験が独学では難しいわけ

税理士の資格試験が独学では難しいわけ

 

先日税理士になるための倍率などをお話ししましたが、この記事を読んでいる人の中には働きながら税理士を目指そう!なんて思っている方もいるのではないでしょうか?実際、大学を卒業すると会計事務所などで働きながらの受験勉強を続ける人はたくさんいます。そして、そういった受験生の多くが民間の専門学校を利用しています。働きながらといっても学費は馬鹿になりませんし、授業は夜間や週末に行われることが多いので休みもなくなってしまいます。ではなぜそこまでして独学ではなく専門学校に通って税理士を目指す人が圧倒的に多いのはなぜなのでしょう。

税理士試験対策向けの教材がない

独学で税理士試験のための勉強をするのが難しいわけのひとつに一般に販売されている税理士試験対策のためのテキストや、問題集の数が非常に少ないといったことがあげられます。勿論いくつかは存在しますが、あまり充実した内容ではなく特に専門学校が出している場合、実際に授業を受けてもらうのが目的のため、核心部分にはあえて触れていなかったりする場合があるそうです。この教材の少なさが独学受験者の道を閉ざしています。自分に合った教材を選ぶこともできないですし、最新のものを探し出すだけでも一苦労です。

税理士試験合格のための科目試験はとても深く複雑な内容です。簿記論などの会計科目は「習うより慣れろ」の計算問題も多いのでまれに独学合格者も出ますが、税法科目については一般的にはほぼ不可能といっても過言ではありません。

税法の改正に追いつけない

選択必須科目でもある法人税法所得税法などの税法科目を独学で学ぶのが非常に難しいわけは、税金の仕組みというものが一年ごとに変わってゆくからです。独学ではこういった税法の改正を調べるのに非常に手間と時間がかかります。古いテキストや問題集を使っていると今はもう改正された古い税法の勉強をしてしまう恐れさえあります。

専門学校ではこうした税法の改正についての情報はいち早く入手され、徹底的に対策をしてくれます。受験勉強の効率を考えると、専門学校に入って考えつくされた授業のカリキュラムに従うほうが手っ取り早く確実に結果にたどり着けるのです。

モチベーションが維持できない

税理士試験科目合格制で、一度の科目合格は生涯有効になります。つまり、一生かけて受験に臨むこともできるのです。全五科目ありますが、例えば一年に一科目ずつの受験で五年後に合格と考えると、一年間は同じ科目の勉強を続けられるのでとても効率よく試験に臨むことができます。

しかし、恐ろしいのはその倍率です。どの科目でも合格率は大体8パーセントから15パーセント。一年間勉強をしたところで受かる保証は全くありません。その合格率の試験を五回も合格しなければならないのですから、並大抵の努力では通じません。終わりの見えない勉強や一年かけて臨んだ試験に落ちることでモチベーションはみるみると下がっていきます。もしあなたが独学で税理士試験に臨もうと思えば、勉強のための指針も見えず共に頑張れる仲間もいないことになります。こういった観点からも専門学校を利用する受験生が多いのです。

今回は税理士試験を独学で合格するのが難しいわけをお話ししました。民間の専門学校では通信講座などを行っているところもあるので受験の際にはぜひ検討してみてください。ヒュープロがアルバイト先としてご紹介する会計事務所では、税理士試験受験者や科目合格者を応援しており、非常に勉強と両立がしやすくなっています。モチベーションを上げるためにもまずは無料登録して、会計事務所での働き口を探してみませんか?

 

HUPRO MAGAZINE でもっとコラムを読む