【米大統領選真っ只中】選挙の仕組みを簡単におさらい

【米大統領選真っ只中】選挙の仕組みを簡単におさらい

こんにちは、本日アメリカ時間で11月8日。アメリカ大統領選挙一般投票日です。日本でも朝からテレビのニュースで話題になったり、ウェブ上にも次々と各州の投票結果が上がってきています。日本にも確実に影響を及ぼすこの選挙、投票の途中ではありますがここで選挙の仕組みを簡単におさらいしてみましょう。

各党の公認大統領候補を選ぶ

予備選挙

予備選挙で行われるのは代議員の選出です。代議員に選ばれれば二大政党(民主党と共和党)内の大統領候補を決める全国党大会への参加権が得られます。代議員候補はあらかじめ党内の大統領立候補者の誰を推薦するのかを公言しており、有権者は自分が大統領になってほしいと望む人物を応援している代議員候補に投票をするのです。ややこしいですね。

予備選挙は全米50州で有権者による非公開投票の「予備選」と公開投票の「党員集会」を通して行われます(州によって異なります)。この選挙では一般人の投票はありません。

全国党大会

予備選挙によってえらばれた代議員が党の公認大統領候補を選出するために行うのが全国党大会です。最も多くの代議員を獲得した人物が党の代表として大統領選に臨むことになります。

このように二大政党それぞれの公認大統領候補を選ぶための選挙には、一般人は直接的には関与しない形になっています。しかし個人は推している大統領候補に献金をすることができます。上限額はありますが、最近はインターネットで小額からでも献金が可能になっており、大統領候補の選挙活動のための重要な資金となっています。約一年をかけて全米中で行う大統領選挙には莫大な費用が掛かります。資金をより多く獲得できた候補者が結果的にテレビコマーシャルの作成や、各地での演説などを可能にし、大統領選をリードすることになるのです。

全国党大会では民主党、共和党それぞれから一名ずつ公認大統領候補が選出されると話しましたが、他党からの立候補も可能ではあります。しかし、各州で一定数の署名を集めなければならないためとても難しいとされています。署名が集まらなかった州では立候補すらできなくなるので、最初からとても不利な状況で一般投票に臨むことになるからです。

次期大統領選出

一般投票

一般投票では一般国民が民主党、共和党どちらの大統領候補を支持しているかを表明している選挙人に対して投票をします。一般人がはじめて投票できるタイミングではあるのですが、大統領候補に直接投票をすることはできないのです。選ばれる選挙人の人数は人口に比例して配分されているため、各州によって違います。

全米選挙人の人数は538人。つまり先に270人の選挙人を獲得した候補者が次期大統領となるのです。一般投票では各州で最多得票となった政党がその州に割り当てられた選挙人の人数全てを獲得するいわゆる「勝者総取り方式」「勝者独占方式」が適応されます。つまり一般人の投票数が全体で上回っていたとしても、選挙人の数が270に至らなければ大統領にはなれないということです。

選挙人投票

一般投票で選挙人の枠に入った有権者の最後の投票です。選挙人は一般投票の時点で誰に投票するかを明白に公言しているため、一般投票の結果が覆されることは前例にはありません。しかしほとんどの州では選挙人に約束通りに投票する義務がないため、選挙結果には最後まで目が離せません。

 

以上がアメリカ大統領選の大まかな流れです。本日の一般投票は予想を覆す流れになってきているようですが、アメリカ国民にとって最善の結果になることを祈ります。そして日米関係のさらなる発展に尽力してくれるような大統領が生まれることを願います。